皆様ごきげんよう❁
メイクスタッフのファビュラス濱田でございます。
突然ではございますが、NHK大河ドラマ「べらぼう」はご覧になっておりますか?
べらぼうには花魁が登場し、花魁に憧れがある方には興味をそそられるのではないでしょうか。
花魁と聞くと遊女のイメージがあるかと思いますが、テレビなどの娯楽のない時代では現代でいうハリウッド女優やモデルのようにファッションなど日本の流行の最先端だったのです。
また、「花魁」という位は遊女のなかでも最高位の階級に属する遊女を指す言葉で、女性の中での上位、つまりマウント1位というこもあってかクレオパトラや楊貴妃のような憧れの対象で描かれる映画やドラマ、アニメなどの数々をみて育って来た方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな花魁に一度は憧れるのは何かDNAに組み込まれているのか、芸術的な煌びやかさや華やかさに憧れるのか、、、花魁にもっと魅入られるようなお写真をご紹介して行きます。
さてもさても今回はそんな昔にあったかなかったかのひとつの物語をご紹介いたします。
はじまりはじまり~
さては昔、1人の花魁がおった。
その花魁は舞踊、和歌、書道、茶道、華道、三味線や囲碁など様々な芸事に秀で、別格の存在であった。
赤い着物を好んで着ておりその姿で三味線を上手に弾いていたことから、名を朱音花魁と呼ばれていた。
朱音花魁は愛嬌もよく、老若男女問わず好かれる人であった。
そんな、誰からも好かれるという人には嫉妬が付き物だ。
隣の見世には男には愛想がいいが、腹の黒い花魁が居た。
その名も紅蛇花魁。1番の地位や名誉を得るには手段を選ばない性格である。
なんとしても朱音花魁を蹴落としたい紅蛇花魁は彼女に近づく事にした。
性格もいい人気花魁と男を手玉にとる花魁の中の良さは巷では話題になった。
そうして2人の花魁は人気が二分していった。
馴染みの客も新しい客も大事にする朱音花魁。
金払いの良い客だけ贔屓にする紅蛇花魁。
そう噂され、焦りがでてきた紅蛇花魁は朱音花魁の欠点を探るべく懇意なふりをして近づくのであった。
まずは1つ、馴染み客の1人を大層嫌っていると噂を流し
次に1つ、間夫をたぶらかし、深く傷つけ別れさせる
そこからはどんどんとエスカレートし執着と憎悪に満ちた無記名の手紙が届くように仕向けた。
そうしたうちに花がほころぶように笑う朱音花魁の姿は見れなくなったきた。
そんな弱っているタイミングを計ってか紅蛇花魁が訪ねてきた。
懇意の中だと思っている朱音花魁は紅蛇花魁に心の内を打ち明けた。
客足も間夫も失って辛いと・・・そしてこのまま孤独に吉原に残るのは辛いと、
1つ1つこぼしていく。誰かの企てということとも思わずに。
懇意なふりをして近づいた紅蛇花魁はあたりさわりのない事で何日かに分けてより信頼を寄せるよう誑し込んだ。
物事は両目で見すぎると良くない。片目で見て片目をつぶるのがいいのだと。
慣れ過ぎてはいけないと真意の内をほんのりと匂わせたのだ。
幾日が経った頃、朱音花魁は眠れなくなりはじめた。
眠れないことがつらく仕事もままならないと
そんな朱音花魁の文を読み、紅蛇花魁は駆け付けた。
気持ちと離別をするために周りにいるものに手紙を書けということを何度か言われていた朱音花魁はついには書ききってしまったのである。
これは好機!ととらえた紅蛇花魁はこの機会を逃すわけはなく、最後の後押しを押してしまったのだ。
人と絶対にしてはしてはいけないことを…
「眠れないならば目を閉じてしまえばいい。孤独が怖いなら永遠に眠ってしまえばいい。
わっちが最後まで朱音を見守っているから怖くない。怖くない。
この上質な絹を使って最後まで綺麗におりなんし。」
最後の一押しと言わんばかりに絹の紐を朱音花魁の首に掛けはじめた。
紅蛇花魁はこれで私が1番だと言わんばかりにニヤリと口角が上がっている。
震える朱音花魁を言葉巧みにどんどん追い詰め最後には、震える手から絹を奪い取り紅蛇花魁が引きはじめた。
朱音花魁の顔色がみるみるうちに白くなり、あっという間に呼吸が聞こえなくなってしまった。
ふっと息を紅蛇花魁がついた時にはもう、朱音花魁はこの世の物ではなくなった。
とんでもないことをしてしまった紅蛇花魁に後悔の気持ちはなく、
これで今日からは吉原一の花魁を手に入れるできるという野望にすっかり憑りつかれていた。
それから少ししての吉原では朱音花魁の話題で持ち切りであった。
仲の良かったはずの友をなくした紅蛇花魁は悲壮感に浸るどころか前よりも多く笑い、毎日が楽しそうな様子である。
そんな暮らしぶりの内に紅蛇花魁がそそのかしたのではとまた噂が立ち始めた。
これではまずい。これからどうしていこうと足掻き考える日々になった紅蛇花魁。
それからの紅蛇花魁は眠れず、明けない夜に取り残されていったそうな。。。。
おしまい。
以上いかがでしたでしょうか( *´艸`)
女性が集まる昔の社会にこんなこともあったような、なかったような。
時を経ても、たとえ登場人物性格がきつくても笑
なんだかんだで花魁にはとてつもない魅力やミステリアスさに引き寄せられてしまいます。
このようなストーリー性のある花魁体験は2名様以上だからこそできる世界観を体験されてみても楽しいと思いますよ♪
ぜひ、お友達やご家族をお誘いあわせの上ご体験くださいませ。
皆様だけの写真の世界お楽しみください!ご来店を楽しみにお待ちしております☆
上記の写真をお楽しみいただくために必要なオプションは以下でございます。
・花鳥風月オプション
お代金: 桜or姫椿or月下美人プラン+10,000円(税込11,000円)
所要時間: +30分~
セット内容: 伊達兵庫髷・専用五段ビラかんざし使用可能・小紋を掛下に変更・通常の帯をまな板帯に変更
※「桜」「姫椿」「月下美人」のいずれかのプランに追加する事でより豪華にご体験いただけるオプションです。
※メイクは通常メイクと白粉メイクからお選び頂けます。
※当オプションをお選びの場合、伊達兵庫髷を別途追加していただく必要はございません。
・グループ撮影オプション1名様につき税込2,750円
追加内容:撮影+約7カット、お写真+各自1枚、同ブースのみ、要予約
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